インスト曲では、ギターシンセの音作りで挫折する、
歌もののオケを作っても、キーが高すぎて歌えない、
さらに情けないのが、ギターが弾けない曲まである。
かつて、中間テストに遅刻して、走ったせいもあり、
動悸がひどく、問題文を見ても頭に入って来なくて、
1問とばし、2問とばし、結局、最初の問題に戻る、
そんな感じで、いろんな楽譜を眺めてばかりいた。
売り切れる前にと、バンドスコアを買ったボストンは、
「ノー・シンセサイザー」とクレジットしているくらいで、
シンセがないからちょうど良いやと、オケを作ったが、
キーが高くて、よほど調子良くないと裏声でも無理。
そのボストンと共に、ギターマガジンレイドバックで、
特集になっていたのがイーグルスで、これだったら、
多少はキーが低いし、「ホテル・カリフォルニア」なら、
10年前のお粗末な演奏のリベンジで、ちょうど良い。
イーグルス「ホテル・カリフォルニア」は、ロック史上、
トップ10に入る名曲だと思うし、イントロの12弦に、
ツインリードのハモや掛け合い、互いのアドリブソロ、
最後のアルペジオまで、ロックギターとしても完璧。
この曲が発売された頃、高1の冬の2月だったのか、
高2になった4月だったか、記憶がもう不確かだが、
毎日のように校内放送で流れて、ギターソロに感動、
すぐLPを買って、この曲ばかり繰り返し聴いていた。
当時はフォークが中心だった月刊のヤングギターが、
イーグルスの特集を組み、各アルバムから1曲ずつ、
「ホテル・カリフォルニア」は全曲の楽譜が載ったうえ、
タイトル曲はバンドスコアという、まさに総力特集号。
欄外には、日本のミュージシャンの感想まで載って、
ユーミンは、「ヒットしているので一応聴いたけれど、
何も感じない」とそっけなく、そのくせ、パクリっぽい、
「時のないホテル」をしれっと出すから、何だろうな。
このヤングギターで、高校の頃はけっこう練習したし、
ブログを始めた頃には、このスコアを参考にカバー、
ただ、8トラックのMTRによるピンポン録音で今一歩、
何よりリードギターも下手くそで、やり直したかった。
4年前にイーグルスのバンドスコアを買い、何曲か、
カバーをアップしたが、「ホテル・カリフォルニア」は、
スルーして、いよいよだが、満を持してと言うよりは、
ネタが尽きて、弾ける曲を繰り返しているという感じ。
ただ、やる以上は、前回より完コピに近づけたいし、
ギターマガジン・レイドバックのギタースコアも参考、
その曲目解説には、「完コピでなければ許されない
ツインリードの完成度」とあって、まさにそうだと思う。
ドン・フェルダーは、ポジション移動がやっかいだし、
独特な粘っこいチョーキングのニュアンスが難しくて、
ジョー・ウォルシュも普通のペンタのようでひねって、
さらにトリッキーな小技もあり、一筋縄ではいかない。
エンディングのアドリブ合戦もそうだが、歌のサビで、
それぞれオブリガードを弾くのも、独特のニュアンス、
本当、高校の頃に戻ったように原曲を聴き込んだし、
約2週間、ずっと音源に合わせてギターを練習した。
そして何よりもイントロの12弦ギターを再現できるか、
これが一番の課題で、6弦のアコギでまずは弾いて、
そこへ3~6弦の音をオクターブ上げたのをダビング、
実音を楽譜におこしてから、ずれないように演奏した。
ウィキによると、ギターは13本を重ねているそうだが、
自分は12弦用に2本、アコギとエレキのカッティング、
ロングトーンのハモリに2本、そこに重なるハモで3本、
単音リフにリードギター2本で、合計12本をダビング。
あまり完成度が高いと削除されるという説があるが、
前回アップした際は、それよりも12弦のイントロだと、
イーグルスを解雇されたドン・フェルダーが著作権を、
争っていたせいか、とにかく削除らしく、自分もくらう。
当時は、YouTubeに上がっているカバーがどれでも、
音声削除されてしまい、タイトルを変えてみてもダメ、
ただ、いつのまにか和解でもしたか、何もしないまま、
音が出るように戻されて、今はイントロ解説も大丈夫。
ちなみに、これも、何かの権利関係がからんでいるか、
自分の「いつわりの瞳」は、音声が削除されたままで、
カバーどころか、原曲そのものもYouTubeにあるのに、
何かサンプリング音源と勘違いでもされたのだろうか。
前回は、歌はNGだと、ロックもニューミュージックでも、
歌なしのカラオケ状態でアップしていたが、それ以後、
たとえ下手でも、メロディと歌詞があったほうがよいと、
開き直って、今回も、バックにまけない音量でミックス。
英語の発音が早口の部分でついていけず、さらには、
音を伸ばす時にはカタカナ英語で、それより何よりも、
発声が喉声で音程もずれて、「下手すぎてワロタ」と
いつも低評価だらけなのは、自分でもそうだなと思う。
このところやっているリベンジ演奏の一環となるうえ、
シンセや打ち込みフレーズ不要の70年代名曲から
イーグルス「ホテル・カリフォルニア」で、ギターだけは、
わりと良い感じになったではと、ちょっと自己満足です。
自分の演奏をYouTubeにアップして、何かにつけ、
あちこちブログを訪問したり、動画など見ていると、
回線が遅いのが気になるし、時にはフリーズする。
職場のネット環境が電話回線だった頃、データの、
多いエクセルを送信すると、よく回線がフリーズし、
データがスプールしたから、モデムの電源を切り、
リセットするよう教わったが、それとほぼ同じ現象。
すでに自宅は電話回線から、東急ケーブルに変更、
それなりの回線速度だったが、息子からは何かと、
光ケーブルなら、データがスプールすることもない、
すぐに切り替えれば良いのにと、しつこく言われた。
東急ケーブルは、もともと台風でアンテナが壊れて、
アンテナ工事を依頼するならケーブル工事にしよう、
そうすれば、BSにCSまで見られると加入したので、
解約する気はなくて、フレッツ光だとダブってしまう。
まだ自宅の近辺は東急ケーブルの光は区域外で、
とりあえず、現況での最大通信速度に契約変更し、
その後、光ケーブル開通との知らせが来たのだが、
3年割引にしていて、契約変更は手数料で割高に。
切りの良い時に変更と思いつつ、タイミングを逃し、
息子からは、自分がガラケーで妹はスマホだから、
その差額で自分は光ケーブルを引く権利があると、
言われるが、だったら全部自分で払えばとスルー。
ところが、先日、東急ケーブルが回線不調になり、
グーグルのトップページを開くだけで、フリーズし、
モデムにリセットがかかり、全部のランプが消え、
その後点滅を繰り返したり、ほとんど繋がらない。
ブログ管理画面となると、リセットを繰り返しながら、
30分くらいかかって、ようやく画面が立ち上がって、
そこから訪問者ブログをクリックすると、また30分、
さらにヤフーを閲覧すると、回線が切れる、切れる。
モデムの故障らしく、東急に修理の依頼をするが、
それなら、修理と合わせて光ケーブルにするかと、
料金表を確認すると、プラス5千円が上乗せになり、
いっそ、ニューロ光ならキャンペーン中で980円。
これまた息子が、ケーブル会社だと光に変えても、
思ったほど回線速度は早くならないし、同じ地域に、
いくつも契約者がいると、回線が混みあって遅延し、
今回のフリーズの原因も、そのせいもあったと主張。
どちらにしても、ニューロ光はソニーだから安心で、
3年契約にすると、工事費用は毎月の割引適用で、
約5万円が実質無料、そのうえ、最初の1年間だけ、
月額980円というので、東急とダブっても、お得。
早速申し込むと、まずは宅内工事が約1週間後で、
モデム設置予定場所から、空調の通風孔を利用し、
道路側の壁まで配線、さらに3週間後に電柱から、
壁までを繋げて完成、それが今日10月4日となる。
外部の工事は、なぜかNTTが来て、ただ繋ぐだけ、
パソコンのセッティングはともかく、モデム本体へと、
開通しているかの確認もないが、宅内工事時点で、
ソニーの下請けと、壁からモデムまでは確認済み。
どのみち、そんなことだろうと、パソコンには無知な、
家族に任せたまま、半休は取らずに定時に帰宅し、
モデムの電源を入れて、デスクトップとつなげたら、
特に何もしなくても、自動で識別してネットが開通。
これまでの東急ケーブルが、下り160に上り10で、
光回線は、下り568、上り561と、下りは3倍以上、
上りは驚異の56倍だし、東急はWi-Fi機器を別に、
購入したが、ニューロはモデムにWi-Fi機能がある。
しかも、これまでは、スマホを2階に持っていったら、
Wi-Fiが切れてしまい、気づかずパケ代がかかり、
1階にいても、それこそ回線が混むのか、Wi-Fiに、
なっているのに、ネット未接続と出て、パケ代をくう。
Wi-Fiでも光ケーブルは絶好調、いつものことだが、
どうしてもっと早く切り替えなかったか、悔やまれて、
でも、ウォークマンに始まるソニー信者の自分には、
このニューロ光のキャンペーンで、ちょうど良かった。
ギター演奏は、また1ヶ月以上あいてしまいそうで、
カシオペアの初期なら、シンセの音も楽勝だろうと、
取り組んでみたが、エレピはともかく、シンセブラス、
リードの音色がギターシンセで再現できずストップ。
そんな中、話題の映画でも映画館に行かないまま、
WOWOWや地上波待ちの自分が、やっとのことで、
映画版「鬼滅の刃」を見ることができて、ベタながら、
感動しまくりで、ラストシーンは何度も繰り返し見る。
ここは、主題歌の「炎」をカバーしようと盛り上がり、
AmazonでシングルCDとバンドスコアを見つけて、
クリックしかけると、どちらも品切れで、価格的には、
まだプレミアではないが、取り寄せで日数は未定。
あとで買うに入れたら、ちょっと気持ちが落ち着いて、
そもそも歌えそうにない曲、そのうえギターも地味で、
いったい、お前にカバーできるのかと、自問自答して、
どうせ楽譜を買うなら、もっと他にあるだろうとなった。
ちょうどというか、あとで買うにあるバンドスコアでは、
アルカトラスがあと2冊、ボストンはあと1冊となって、
これは売り切れると、シンコーの在庫もなかったから、
出店のプレミア価格になると、慌ててクリックし購入。
プライム会員ではないから、土曜に発注したものの、
今日の月曜の段階では、まだ出荷もされていなくて、
水曜・木曜くらいには、指定したファミマに届く予定で、
ただ届いても、ギターは難しいし、声も高い曲ばかり。
あまり更新が空くようだと、困った時のギター二重奏、
いちむじんやデパペペ、ゴンチチあたりを1週間くらい、
練習すれば何とかなるだろうし、ただ、自分の気分は、
ヤングギター8月号の影響で、イングヴェイに傾倒中。
どの曲を演奏するかは別として、久々にギター練習に、
気合が入って、この2~3日、2時間くらいは練習して、
イングヴェイ風の親指屈伸のピッキングを意識しつつ、
マイナースケールとブロークンコードばかり弾いている。
だからと言って、いつものことで、何で二転三転するか、
今月中には、1曲くらいは、また形にしたいと思いつつ、
ちょっと何かあると、疲れた疲れたとゴロゴロしてしまう、
とりあえず、ネット環境だけは良くなったという報告です。
さぼっていたわけではなく、インスト曲をやっては、
シンセ音が今一歩、オケの簡単な歌ものにすると、
声枯れで歌が録音できないと、いつものパターン。
それで、70年代のインスト曲にすれば、シンセは、
DX7の音色も、複雑なシーケンサーのフレーズも、
出てこなくて、エレピとストリングスくらいで大丈夫、
当時の曲なら、ギターだって目をつぶっても弾ける。
一度やった曲なら、なおさら弾けるし、オケの方も、
以前の8トラックのMTRのお粗末な演奏に比べて、
格段の進歩となるリベンジだと捕らぬ狸の皮算用、
どれにしようか楽譜を眺め、「ルーム335」にする。
「ルーム335」は、ラリー・カールトンの78年発売、
3枚目のソロアルバム「夜の彷徨」の冒頭の曲で、
ギター少年にとり、パープル「ハイウェイ・スター」、
ツェッペリン「天国への階段」のような存在になる。
この前年、77年10~11月にかけて立て続けに、
フュージョン、当時クロスオーバーと呼ばれていた、
ジャンルの双璧となるギタリスト、リー・リトナーと、
ラリー・カールトンが来日して一大ブームとなった。
リトナーは渡辺貞夫のバックバンド、ラリーの方は、
五輪真弓のバックバンドとしてコンサートに出演し、
それぞれFMで放送され、リトナーは自己のバンド、
ジェントル・ソウツでも生放送ライブなどに登場した。
自分がラリーの演奏を聴いたのは、年末になって、
FMゴールデン・ライブステージのハイライト特集で、
五輪真弓のライブでのバンド演奏として、2曲だけ、
「サマー・サン」と「ナイト・クローラー」がオンエア。
その「サマー・サン」が、後に「ルーム335」として、
アルバムに収録されるのだが、最初に聴いた時、
軽く歪ませたギターの伸びやかなフレーズに続き、
めくるめく早弾きへと展開し、ものすごく感動した。
もうそのカセットテープは、古くて聴けないのだが、
120分テープのその箇所だけ何度も繰り返したし、
どのLPに入っているのか、ラリーのソロLPだとか、
クルセイダーズを探しても、そんな曲は入ってない。
そもそも、ラリーがそんなに歪ませたギターの音で、
弾いている演奏は少なく、「南から来た十字軍」の、
「スパイラル」が近く、この頃からギタースタイルが、
大幅に変わったようで、早く新譜が出ないかと待つ。
たぶん、「サマー・サン」を聴いた人はみんな同じで、
待望の「夜の彷徨」に飛びつき、他の曲も見事だが、
何よりも「ルーム335」として、「サマー・サン」より、
コンパクトになったスタジオ録音を必死でコピーした。
自分は今も昔も耳コピが苦手なので、楽譜頼りだが、
シンコーミュージックは月刊ヤングギターに掲載して、
リットーミュージックは「ラリー・カールトン奏法」を出し、
シンコーも対抗したのか、「奏法」のタイトルでも出版。
練習用カラオケレコードまで出て、どれだけこの曲が、
人気だったかが判るし、78年10~11月にラリーは、
自己のバンドのライブのため再来日して、日曜の午後、
生放送のFM番組に出て、レコード以上の演奏を披露。
それだけ、自分も練習した曲だが、10年前の演奏を、
聴いてみると、オケが貧弱な以上に、肝心のギターが、
全然弾けていなくて、最初のテーマから裏拍が甘いし、
間奏の16分音符のフレーズが指がもつれている始末。
おそらく高校の頃も、弾けたつもりになっていただけで、
社会人になっても、河合楽器の発表会で得意になって、
プリズムやカシオペア、スクエアを下手なくせに弾いて、
自己満足の世界だったと、今さらながら反省している。
「ルーム335」は、YouTubeで話題になったジェス嬢の、
原曲のフレーズを活かしつつ、個性豊かなカバー演奏、
そこに加わるアレックス・ハッチングは今風の演奏だし、
ブログ仲間のAKISSHさんはカントリー調へとアレンジ。
ただ、自分は完コピ好きというか、憧れのギタリストと、
同じフレーズが弾けることこそ何よりという性格なので、
ここは、原曲をじっくり聴き込んで、楽譜ともにらめっこ、
なるべくニュアンスも似せようと、3週間近く練習した。
昔の楽譜に加え、シンコーのバンドスコア、リットーの、
「ギターマガジンレイドバック」の第2号に載ったスコア、
さらに今回、シンコーのギタースコアも買い、見比べて、
YouTubeの完コピ演奏も参考に、ポジションを決める。
ギターはレスポールで録音するが、セミアコに比べて、
出力が大きいのか、音が歪みすぎるので、MTR側で、
アンプシミュレーターのブギーを選ぶがゲインは下げ、
ナチュラルに近い歪みをピッキングの強弱で調整する。
最初のメロディのみ、左右から聴こえて、ディレイの、
ダブリングかもしれないが、自分は別トラックで弾き、
リズムギターは、エレピのバッキングの際、明らかに、
パターンが異なるので、本物でも別々に弾いたはず。
アドリブは和音のチョーキングから始まるが、これが、
歪ませているはずなのに、あまり音が濁っていなくて、
フレーズのニュアンスも含めて、なかなか再現できず、
何せゲインをゼロにしても、原曲よりも和音が汚く響く。
それでいて、ゲインがゼロでは、他のフレーズの際に、
まったく伸びのない音になるので、最初のフレーズが、
原曲と似ていない歪みすぎた和音になるのは妥協し、
ゲインは30にして、いわゆるクランチサウンド程度に。
ロックで使うゲイン100までいかずとも、60くらいには、
歪ませた方が16分音符での粗がごまかせるのだが、
この曲のラリーは軽く歪ませる程度で、曲名の由来の、
ギブソン335のセミアコ特有の箱鳴りの響きもわかる。
ごまかしがきかないだけに、本当にちょっとしたミスが、
気になって録音し直して、楽譜を比較するとわかるが、
同じフレーズでも小節の頭だったり、その前の裏拍と、
採譜者によって違い、微妙なニュアンスで弾いている。
このあたり、かなり間違えて覚えていて、癖が抜けず、
何度も原曲を聴いては、楽譜とにらめっこで覚えたり、
自分はフルピッキングする癖だが、ラリーはプリング、
ハンマリングを多用するので、そこも意識して弾いた。
オケは、いつものようにMTR内蔵のドラムマシンから、
バスドラ、スネア、ハイハットなどトラックを分け入力、
次にベースで、チョッパーがないのでピックで楽して、
ギターシンセは、エレピとストリングスの音色のみで。
エレピはバンドスコアでは、右手パートの1段のみで、
イントロの和音も音がスカスカで、キーボードの人なら、
左手はルート音のオクターブや、そこへ1・2音足すが、
耳コピも編曲も苦手なので、1オクターブ下をダビング。
ストリングスのパートは、単音フレーズのみの採譜で、
おそらく原曲は、実際のオーケストラの演奏したもの、
シンセによるストリングスが混在している気がするが、
スコアの単音を左右に同じシンセ音で重ねておいた。
トラックに余裕があるので、かすかに原曲で聴こえる、
パーカッションを加えることにし、コンガ、シェイカーは、
ドラムマシンで入力、ウッドブロック、ツリーチャイムは、
木片を叩いたり、水族館みやげの風鈴で代用したり。
オケ作りが二転三転し、ようやく曲を決定したものの、
ギターが下手すぎて練習したり、いざ録音してみると、
歪み具合で、これまたやり直したり、きりがないので、
この辺で妥協し、「ルーム335」のリベンジ演奏です。
8月は空白となってしまうので、演奏はひとまず、
あきらめて、近況報告というか、無理やりにでも、
文章を綴って、何とか記事の形にしておこうかと。
ギター演奏をさぼっていたわけではなく、練習は、
たとえ数分程度でも毎日弾いているし、MTRも、
あれこれ取り組んでいるが、これも、いつものこと、
シンセの音がうまく似せられず、そこで投げ出す。
別の曲にすると、今度は、シークエンサーとかの、
早いフレーズがギターシンセでは追いつかなくて、
これまた没になり、オケの簡単な歌ものにしたら、
声枯れもあって、コーラスの高音が歌えずに没に。
以前は、こういう時に、何とか演奏を更新しようと、
ギター二重奏にしたり、ソロギターを演奏したが、
これもあまりに付け焼刃のレベルでお粗末すぎて、
どうせアップするなら、かなり練習してからが良い。
そこそこのオケが完成しても、そういう曲に限って、
今度はギターが難しくて、そうなると負のループで、
自分はこんなに下手だったのか、これまでだって、
まともな演奏は何一つできてなかったと落ち込む。
それで作りかけのオケやら、歌入れが途中だとか、
肝心のギターが弾けないままだとか、中途半端な、
演奏がどんどんたまって、メモリは不足していくし、
ろくなもんじゃなくて、まずは1曲に集中することに。
来月早々に、いくらかましになったギターインストを、
アップできれば良いが、ただ、弾けていないままに、
無理やりにアップするのはやめて、自分でも多少は、
納得できるレベルになったら、演奏の記事をあげる。
まったく話が変わるが、カセットテープが経年劣化し、
再生するそばから切れたり、磁性体が剥がれ落ち、
透明テープに変貌し、ヘッドに真っ茶色にこびりつき、
ラジカセまで壊れて、聴くのをやめたのが10年前。
それでも、貴重なライブ録音は捨てられずにいるが、
たった一度だけでも再生できれば、デジタル化して、
保存できないかと、ちょっと淡い希望がわいてきて、
Amazonで専用カセットプレイヤーを品定めしている。
よく知らないサードパーティより、サンワサプライが、
無難かと思いつつ、いつもながら低評価も多いのが、
迷うところで、ラジオ・スピーカー付でSDカード式と、
イヤホン対応でUSBメモリ保存の2機種に絞り込む。
カセットテープの出し入れが、イヤホン式はフタを開け、
ハブにはめこむが、ラジオ付はフタにセットする方式、
もし劣化したテープがローラーにからまったりしたら、
単純にフタを開けて取り出せるほうが被害が少ない。
デッキ型の高級モデルもあるが、カセットは挿入式や、
フタにはめ込む形で、絡まった場合の危険が大きく、
ウォークマンタイプで、単に開け閉めできるタイプが、
劣化したカセットの再生には安心・安全かと思った。
もともと、聴けなくなって久しいLPを聴こうと思って、
7年前にレコードプレイヤーを買う際に、通販にある、
レコード・CD・カセットデッキにスピーカーも一体型、
さらにメモリに保存できるタイプにしようかと考えた。
ただ、テープを差し込むローディング式のところが、
絶対に絡まって取り出せなくなるだろうと思ったし、
家族からは、一体型のスピーカーは音も悪そうだ、
見た目も安っぽいと、評判が悪いのでやめていた。
その時に買っていたら、今より劣化がましなうちに、
貴重なカセットをデジタル化できたか、ただ自分は、
8ミリビデオデッキとビデオキャプチャーを買ったが、
数本試して満足して、その後何年も放置したまま。
今回のカセットテープのデジタル化計画も形だけ、
専用プレイヤーを買って、とりあえず試した途端に、
テープが切れたり絡まるかして、そこで意気消沈、
押し入れの奥にしまうことになるのが目に見える。
春先に定年退職して、退職金でギターシンセでも、
新調しようかと思った途端に、奥歯が割れてしまい、
入れ歯に16万円近くかかり、シンセどころか楽譜、
CDも買えなくなったが、一昨日に前歯が欠けた。
たった数千円程度のデジタル化する楽しみさえも、
神様は奪おうとするのか、無駄な買い物はやめて、
そんな時間があったら、ギターの一つも練習しろと、
趣味への出費ばかりかさむことへの警鐘だろうか。
そんなこんなで、コロナに感染したわけでもなくて、
こんな時期に仕事が多忙になったわけでもないが、
ギター演奏が今一歩で更新が遅れているだけで、
元気に過ごしておりますと、ひとまずはご報告です。
夏の曲と言ったら、世間一般では何になるのか、
かつて「夏だ、海だ、達郎だ」が合言葉だったし、
さらに前、自分にとってギターの高中正義だった。
最初に買った高中のLPは、77年発売の2枚目、
冒頭の「サマーブリーズ」は、雷の音から始まり、
「夏はもうすぐだ」という歌詞だし、ラテン系の曲、
トロピカルなサウンドが多く、高中=夏となった。
高中はソロ1枚目にしても、タイトルが南の島の、
「セイシェル」で、海辺で鳥が羽ばたくジャケット、
そのせいもあり、みんな夏の曲に感じてしまうし、
その路線で、3枚目・4枚目のアルバムと続いた。
さらに夏を決定づけたのが、5枚目のアルバム、
「ジョリー・ジャイブ」からシングル盤で出た曲、
「ブルー・ラグーン」で、タイトルからして夏だし、
これがパイオニアのCMで、お茶の間に流れる。
日本でクロスオーバーギターがブームとなる、
77年後半より前に、すでに、ギターインストで、
フュージョン音楽の先駆けをやっていた高中が、
満を持したように、世間一般にその名が広まる。
このパイオニアのCMは、レーザーディスクかと、
ずっと勘違いしていたが、まだ、この80年には、
LDは市販されていなくて、YouTubeで見たら、
ステレオアンプのCMで、そうそうと思い出した。
このCMでは、高中がストラトでメロディを弾き、
レコーディングはストラトではないから当て振り、
それでも、独特のポジション移動がよくわかり、
人差し指のビブラートも強くかけるのがわかる。
アルバムでは、ギブソンのレスポールを使った、
トレードマークでもあるヤマハのSGを使ったと、
諸説あるが、パイオニアのCMでヤマハ製の、
ギターを弾くのは無理というのは説得力がある。
タイトルの「ブルー・ラグーン」は、いかにも夏で、
ブルック・シールズ主演の映画「青い珊瑚礁」、
松田聖子のヒット曲「青い珊瑚礁」と同じだが、
どれも80年で、ほんの僅かながら高中が早い。
自分は、このアルバムは持っていなくて、実は、
スタジオ盤もきちんと聴いていなくて、もっぱら、
テレビやラジオで流れたライブバージョンの方を、
録音して聴いていたので、今回図書館で借りた。
楽譜は、ドレミ出版のバンドスコアを持っていて、
ギター譜も、ヤングギターの特集号にあったし、
ヤングギターのカラオケで練習したこともあって、
間奏も含めて、ギターは完璧だろうと思っていた。
ところが実際曲に合わせると、単純なメロディも、
タイミングを勘違いしていて、途中のリフも同様、
バッキングもきちんとしたいので、ネット販売の、
リットー版バンドスコアを買い、じっくり取り組む。
リットーミュージックで、もう絶版となったスコア、
「クロスオーバージャパン」は、高中、プリズム、
スクエア、カシオペア、パラシュートの曲があり、
1曲ずつ、ネットで買えるので、割高だが入手。
さすがのリットーで、左右のリズムギターともに、
正確に採譜されていて、エレピ、ストリングスに、
オルガンも別々の段になっていてわかりやすく、
その分、演奏は大変だが、地道にオケを作った。
ギターは、イントロにアコギが入り、エレキでも、
リード、左右のリズムギター、オクターブのリフ、
さらにダブリングもあり、リードもメロディ部分と、
アドリブ、エンディングでは、音色も変えている。
YouTubeには、本当に音色までそっくりに弾く、
達人たちだらけだが、自分は、リードは歪ませ、
メロディではコーラス、アドリブはコーラスなしに、
ディレイも外し、エンディングは深くかけた程度。
夏男、高中の79年のアルバムに収録の曲で、
80年にCMでお茶の間にフュージョンを届けた、
高中の代表曲とも呼べる「ブルー・ラグーン」を、
なるべく原曲に忠実に丁寧に演奏しています。