■セット内容:ナイフ2本、フォーク2本
■サイズ:ナイフ/230×20×17、フォーク/215×20×17
■素材:ステンレス(本体)、人工大理石(ボディ)
■生産国:フランス
■正規品
※食洗器使用OK
<コーリアン>
米国デュポン社の研究開発によって生まれた人工大理石。その美しさと優れた耐久性が特長です。
フランス南西部の山間、アベロン地区ラギオール高原。畜産や酪農を主産業とするこの小さな村では、数百年前から牧童用ナイフとして刃物づくりが始まっていました。
■1829年スペインへ出稼ぎに行っていた牧童たちが1本のナイフを持ち帰り、同様のナイフが作れないか村の鍛冶屋カルメル氏に相談。氏はそのナイフを研究し、村に伝わる技法をアレンジして、より便利な折りたたみナイフを生み出しました。これがラギオールナイフの原型です。
■1840年頃羊飼いをする牧童たちの希望で現在のカトラリーシリーズにも受け継がれている「羊飼いのクロス」がデザインされました。敬虔なカトリック教徒である彼らは、ナイフのハンドルに留めネジで描いたクロスをロザリオとし、長い夏の放牧で教会から離れていても、これを立てて欠かさず毎日祈ったといいます。
■1880 年頃パリのカフェで働く村人の希望で、ナイフにコルク栓抜きのスクリューをつけたモデルが誕生。パリの紳士淑女の間で話題になり、瞬く間にフランス中で「ラギオールナイフ」の名で流行。
■20 世紀?戦争などで金物や工業の需要が一変。一部の職人たちはラギオール村を離れ、フランス各地でナイフを作り続け、「ラギオール」は広く商品名となりました。
■ラギオール アン オブラックの誕生 1992 年、発祥の地ラギオールで、その誇りある伝統の工法を受け継ぎ、高品質でオリジナリティ溢れるオールハンドメイドのナイフを再び作りたいと5人の職人たちが集結。『ラギオールアン オブラック』がスタートしました。翌93 年には同じ志を持つラギオールの工房が集まり、自分たちの鍛冶工房をラギオールに設立。以来、素材以外の全てをラギオールで作り続けています。その結果、本物のラギオールの証である「LOGマーク」の表示を許され、他のラギオールとは一線を画する工房のひとつとなったのです。
LOGマークは、ワインでいう原産地呼称のようなもの。ラギオールの ソムリエナイフのネーム入れ厳選された製造業者のみが表示を許された共同ブランドマークです。
ラギオールナイフ職人は、フランス・アベロン地区・オブラック地域の大切な財産。ラギオールの伝統を重んじ、特定の工法に則って製造を行うメーカーのみが、この「本物のラギオールの証」の表示を許されています。ラギオールを謳っている製品には共通して「ハチ」のマークがついていますが、「LOGマーク」の表示までを許されているのは「ラギオール アンオブラック」を含むわずか5社のみとなっています。
■伝統の工法を守る「職人技光るオールハンドメイド」ラギオール村の伝統のままに、素材の切り出しから加工・組立まで1人の職人が最後まで仕上げます。ソムリエナイフの場合、その工程は216工程。職人に求められる技術力と1本のナイフに込められる愛情は、大量生産されるナイフとは比べものになりません。職人1人が1日に組み立てられる本数はたったの2?3本程度。飛び出しナイフの微妙なネジの硬さまで、1本1本に作り手の個性が感じられます。彼らは、自らの手仕事の証としてナイフの背に自分の模様を刻み、それはいわば彼らのサインとなっています。
■オリジナリティあふれる「商品開発と高品質な素材選び」他に類をみない個性的な商品開発も「ラギオールアン オブラック」の魅力です。技術の高い職人数名にしか作ることができない「寄せ木細工」のモデル、コンコルドの機体の一部を使用したモデル、パワーストーンを使用したモデルなど希少価値が高く個性あふれる商品が揃います。常に現状に満足することなく、毎年、「今、最上の素材」を世界中に探し求め、常に進化を止めません。選び抜かれたオリジナリティ溢れる最上品質の素材は、さらに工房の職人たちの厳しい目により、最適な部分を素材の特性を踏まえて見極めていきます。素材の場所によって強度や品質が異なるため、ハンドルとしての使用に長年耐える最適部分の見極めと削り出しは、高品質な製品作りにおいて重要な工程の1つです。